アニメ『うさぎドロップ』をようやく見た
うさぎドロップは僕が高校生の頃から気になっていたアニメ。
と同時に、何度かトライしたけど1話で挫折していたアニメでもある。
今回、そんなうさぎドロップをようやく見た。
Amazonプライムでずっとおすすめされてた、Amazonに見させられたと言った方が正しいかもしれないけど。
『うさぎドロップ』のレビュー・感想
このアニメの面白いところは、絶妙にリアルな心情描写にあると思う。
- 父親がおじいちゃんで母親がいない少女「りん」
- 仕事一筋独身暮らしの30才「だいきち」。
そんな二人が暮らしていくわけだけど、普通なら「りんの悲しみ」みたいなところに物語の焦点があってもいい話だ。
でも『うさぎドロップ』はそうじゃなかった。
もちろん悲しみはあるんだけど、そうした感情をあえて「悲しみ」という一つの枠にカテゴライズしていない。
それってかなりリアルだ。
映画とかでは誰かが死んだりすると、悲しさを表すために役者が泣くよね。
でも現実ってそんなに単純じゃなかったりする。
悲しみとか驚きとか辛さとか怖さとか、色々なものがごちゃ混ぜになる。
そしてそれでも日々は淡々と進んでいくんだよね。
『うさぎドロップ』はそうしたところが繊細な作品のような気がする。
だから、たとえば「離婚した家族」や「その子どもが受けるトラウマ」みたいなものに対してのメッセージ性もないし、もちろん誰が悪いとか誰が悪くないとかもない。
りんの本当の母親も、だいきちの家族も、作品の中でたまに不親切に見えるときがあるんだけど、でも間違ってはいなくて、そんな現実的な感じが個人的には好きだった。
見られて良かった。ありがとうAmazonプライム。
なぜ僕は『うさぎドロップ』を挫折してたのか
こんなに良いアニメなのに、僕はこれまでに何度も『うさぎドロップ』を挫折していた。
1話を見てはやめ、1話を見てはやめていた。
それはなぜだったのだろうと考えていると、その理由が分かった。
僕は当時高校生だったんだけど、『うさぎドロップ』には思春期の人間が出てこない。
高校生どころか中学生も出てこないし、小学生も園児に毛が生えたみたいなのしか出てこない。
そのほかはみんな大人(主におじさんとおばさん)で、僕は誰にも感情移入することが出来なかったんだと思う。
だからこの年(25才)になって、ようやくダイキチの目線で楽しめるようになったのかもしれない。
僕の精神的な未熟さが原因って恥ずかしいけど、多分そういうことだと思う。(当時は『おやすみぷんぷん』とか好きだったなぁ)。
なんにせよ、年齢を重ねて楽しめる作品が増えたなら良いことだ。
ずっと見たかった『うさぎドロップ』も結局は見られたわけだし。
もう僕が言いたいのはこれだけ。ありがとうAmazonプライム。
『うさぎドロップ』の漫画も読みたい
こうなってくると漫画も読みたいなぁと思って、調べた。
そしたら、どうやら漫画は全9巻で完結していて、1部と2部に分かれているらしい。
[st-kaiwa1]読みやすそう![/st-kaiwa1]1部は1~4巻で、アニメにもなったりんの幼少期の話。
2部は5~9巻で、りんが高校生の話らしい。
高校生?
りんが高校生って・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
最高かよ!絶対面白いじゃん。
多分アニメしか見てない勢は、この漫画のこと知ったら、
[st-kaiwa1]うおおぉぉぉぉ!!!![/st-kaiwa1]ってなる。
絶対なる。
[st-kaiwa3]あのりんが高校生かぁ。大きくなったなあ・・・[/st-kaiwa3]ってなる。
絶対なる。
別に育ててないけど、そんな気分にさせる作品だよね。
ほんとアニメは面白かった。
近いうちに漫画も読もう。
追記:読んだから感想書いた。案の定最高。ネタバレはなし↓
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